傷跡植毛・SMP
傷跡への植毛とSMPの違い|韓国で選ぶための比較表と併用の考え方

傷跡に植毛するか、SMP(頭皮アートメイク)で隠すかは、傷跡の状態と「何を隠したいか」で決まります。当院は傷跡の生着率を先に評価してから、植毛・SMP・併用のどれを提案するかを決めています。この記事を読めば、2つの方法の違いと、選び方の基準が分かります。
傷跡に髪が生えない理由と、相談の多い傷跡の種類
傷跡の部分に髪が生えないのは、皮膚の再生の過程で毛包が失われているからです。毛包がない場所には毛が生えないため、薬や育毛剤では戻りません。選択肢は、毛包そのものを移す「傷跡植毛」か、色素で地肌を目立たなくする「SMP」の2つになります。
当院にご相談の多いのは、次の3種類です。
- 手術跡:頭部の手術、縫合の跡で途切れた生え際や頭皮
- 外傷跡:転倒・切り傷・やけどなどで毛が生えなくなった部位
- 植毛のドナー痕:切開FUTの線状の縫合痕、非切開FUEの点状の採取痕
3つ目は、以前ほかで植毛を受けた方の悩みです。短髪にしたときに後頭部の線が見える、点状の痕が目立つといった悩みです。植毛とSMPのどちらでも対応できます。
傷跡植毛とSMPの比較表
2つの方法は、目的が違います。傷跡植毛は「毛を戻す」方法、SMPは「毛があるように見せる」方法です。
| 比較項目 | 傷跡植毛 | SMP(頭皮アートメイク) |
|---|---|---|
| 方法 | 後頭部の毛包を傷跡に移植 | 皮膚に点状の色素を入れる |
| 手術 | あり(局所麻酔) | なし(色素) |
| 仕上がり | 毛が生えるため、伸ばしても短くしても自然 | 短髪・地肌の透けを目立たなくする |
| 持続 | 生着した毛はその場所で伸び続ける | 色が徐々に薄くなれば追加施術 |
| 向いている方 | 血流があり、生着が見込める部位 | 生着が難しい部位、手術を避けたい方 |
| 料金 | 本数別単価+特殊部位100万ウォン | 範囲と回数でカウンセリング後に案内 |
| 執刀・施術 | 代表院長が執刀 | 主治医が直接施術 |
見た目が変わるまでの時間の違い
植毛した毛は、一度抜けてから生え変わり、数ヶ月かけて伸びます。仕上がりの判断は6ヶ月前後になり、当院は2週間・1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月に経過を確認します。SMPは色素を入れた時点で見た目が変わり、色の定着と均一性を確認してから追加の要否を判断します。「いつまでに目立たなくしたいか」も、選ぶ基準の一つです。
どちらか一方だけで決めず、中心と周囲で役割を分ける併用も選べます。傷跡の大きさ、場所、髪型の希望を伺ってから、当院が向く組み合わせをご提案します。
生着率を先に評価する理由
瘢痕になった皮膚は、通常の頭皮より血流が少ない場合があります。血流が少ない場所に移植すると、生着が安定しにくく、せっかく採取した毛包を無駄にしてしまいます。だから当院は、植毛を提案する前に「この部位に移植した毛がどのくらい生着しそうか」を評価します。
評価では、主に次のような点を確認します。
- 瘢痕の硬さと厚み(皮膚の柔らかさは血流の目安になります)
- 瘢痕の色と、周囲の皮膚との差
- 範囲と、周囲の毛の密度・太さ・方向
- 過去に受けた治療(手術、レーザー、以前の植毛)
評価の結果、生着が見込める部位には植毛を、難しい部位にはSMPを、境界が曖昧な場合は併用を提案します。当院は生着率を数字で約束することはしません。瘢痕ごとに条件が違い、結果には個人差があるからです。

傷跡植毛で意識していること
移植では、周囲の毛と混ざるように太さ・方向・間隔を調整します。傷跡の中だけ密度が違うと、かえって目立ちます。
- 周囲の毛の太さに近い毛包を選ぶ
- 毛流れに合わせて角度・深さ・方向を部位ごとに計画する
- 密度の上限を守り、血流の少ない部位に過密移植をしない
- 採取から移植までの体外時間を短くし、毛包を傷めない
以前の植毛で残ったドナー痕の場合
切開FUTの線状の縫合痕は、髪を伸ばせば隠れる位置ですが、短髪にすると見えることがあります。線の中に毛包を移植して周囲とつなげる方法と、線の色を周囲の頭皮に合わせるSMPがあり、短髪を希望される方にはSMPを組み合わせる設計も可能です。当院はドナー保存と縫合法を重視しており、ドナー瘢痕の回復法については日本美容外科学会(2008)で発表しています。
植毛とSMPの併用|どちらか一方に決めない
SMPは単独でも、植毛と組み合わせても使います。瘢痕の場合、併用が向くケースは少なくありません。
| パターン | 目的 | 向いているケース |
|---|---|---|
| 植毛のみ | 傷跡に毛を戻す | 血流があり、範囲が限られる場合 |
| SMPのみ | 手術なしで地肌の透けを隠す | 生着が難しい、または手術を避けたい方 |
| 併用 | 中心は植毛、周囲の透けはSMPで補う | 範囲が広い、密度の差が目立つ場合 |
SMPでは、既存の毛の太さ・色・方向と頭皮のトーンを分析し、部位ごとに点の大きさ・間隔・レイヤー数を調整します。生え際とこめかみは繊細なグラデーション、頭頂部と後頭部は光の反射まで考えたパターンで設計します。瘢痕の色は周囲と違うことが多いため、色調の調整が仕上がりを左右します。

当院は自毛植毛・ヘアラインデザイン・SMP・AGA治療の4つを別々ではなく、1つの計画として組み立てます。傷跡を隠す施術と、周囲の既存毛を維持する治療を同時に考えるのは、そのためです。
併用の順番と間隔は、皮膚の状態で変わります。植毛の生着を待ってからSMPで補うのか、先にSMPで見た目を整えるのかは、カウンセリングでご案内します。
料金と、相談から施術までの流れ
傷跡植毛の料金
傷跡植毛の料金は、自毛植毛と同じ本数別(株数別)の単価に、特殊部位の追加料金100万ウォンを加えた金額です。移植部位が異なるだけで術式は同じため、単価は同一です。
- 単価の目安:非切開FUE基準で2,000本 320万ウォン(通常価格の20%OFF・税別・麻酔費用無料)
- 特殊部位(髭・眉毛・傷跡):上記に追加100万ウォン
- 必要本数:範囲と周囲の密度を診察してから決定
SMPの料金
SMPは範囲と回数で異なるため、カウンセリング後にご案内します。色の定着と均一性を確認してから、追加施術の要否を判断します。写真をLINEで送っていただければ、範囲の目安と回数の考え方を事前にお伝えできます。
併用する場合の料金と順番は、カウンセリング後に正式なお見積りと合わせてご案内します。
相談から施術までの流れ
- LINEで写真を送る:傷跡の範囲が分かるように、明るい場所で撮った写真をお送りください。日本語で相談できます。
- 渡韓前に方針の目安を確認:写真をもとに、植毛・SMP・併用のどれが候補かをお伝えします。
- 来院・カウンセリングで生着率を評価:瘢痕の硬さ・血流・周囲の毛を診て、方法と本数(または範囲)を確定し、正式なお見積りをお渡しします。
- 施術・経過確認:植毛は2週間・1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月に確認。SMPは色の定着を確認し、必要に応じて追加。帰国後はLINEで経過写真をお送りください。
手術日程と滞在日数は、方法と範囲で変わります。渡韓前にLINEでご案内しますので、日程を決める前にご相談ください。日本語で対応します。
まとめ
- 傷跡植毛は「毛を戻す」方法、SMPは「毛があるように見せる」方法です。目的が違います。
- 当院は生着率を先に評価し、植毛・SMP・併用のどれが向くかを提案します。数字では約束しません。
- 傷跡植毛の料金は本数別単価+特殊部位100万ウォン、SMPは範囲と回数でカウンセリング後にご案内します。
- 以前の植毛のドナー痕(FUTの線状痕・FUEの点状痕)も対象です。
結果および効果には個人差があります。傷跡の写真を1枚、LINEでお送りください。植毛かSMPか、併用か。日本語で方針をお伝えします。
よくある質問
傷跡にも植毛はできますか?
手術跡・外傷跡で毛が途切れた部位が対象です。傷跡の血流によって生着の見込みが変わるため、当院は予想生着率を先に評価し、植毛が向くかSMPが向くかをご提案します。
傷跡植毛の料金はいくらですか?
自毛植毛と同じ本数別(株数別)の単価に、特殊部位の追加料金100万ウォンが加算されます。必要本数は診察後に決定します。SMPの料金は範囲と回数で異なるため、カウンセリング後にご案内します。
SMPは何年もちますか?
色は時間とともに徐々に薄くなり、必要に応じて追加施術を行います。当院は色の定着と均一性を確認してから追加の要否を判断します。持続期間には個人差があります。
植毛の後頭部の傷跡も隠せますか?
はい。切開FUTの線状の縫合痕、非切開FUEの点状の採取痕は、傷跡植毛やSMPで周囲と馴染ませる方法があります。ドナー瘢痕の回復法は日本美容外科学会(2008)でも発表しています。
植毛とSMPを同時に受けられますか?
併用の設計が可能です。傷跡の中心は植毛で毛を戻し、周囲の透けをSMPで補うなど、部位ごとに役割を分けます。順番と間隔はカウンセリングでご案内します。
※ 結果および効果には個人差があります。掲載内容は公開時点の当院の情報にもとづきます。



