自毛植毛

植毛かつらどっち?韓国での方法・ダウンタイム・リスクと決め方

ヨンセモベル医院 鍾路本店の待合ラウンジ

「植毛かつらどっち」と何度も検索してしまうのは、国内のカウンセリングで多くの本数が必要と言われ、手術に踏み切れずにいるからではありませんか。

かつらの試着を予約する前に、韓国への渡航日を押さえる前に、この先の比較に目を通してみてください。

植毛とかつらでは、方法もダウンタイムもリスクも違います。後頭部の毛がどれだけ残っているかを軸に、ご自身がどちら寄りなのかを考える材料を並べました。

こんにちは。韓国・ソウルのヨンセモベル医院 鍾路本店で代表院長を務めるミンソクです。毛髪移植外科の専門医で、現在は大韓毛髪移植学会の理事、日本臨床毛髪移植学会(JSCHR)の正会員でもあります。

当院では、カウンセリングから最後の一株の移植まで私が担当し、途中で医師が替わることはありません。FUE・FUT・併用のどれにも対応しており、日本から韓国へ来られる方には日本語の医療通訳が追加料金なしでつきます。

植毛をすればかつらは要らなくなる、と考えて手術を決める方もいます。けれども後頭部から移せる毛には限りがあり、薄い範囲が広いほど、その前提は成り立ちにくくなります。

後頭部の毛に余裕があり、薄い範囲が生え際や前頭部に収まっているなら、植毛は十分に検討できます。範囲が広く後頭部の余裕が少ない方や、手術そのものを避けたい方には、かつらや薬物治療のほうが合うことがあります。

植毛は毛を移す手術、かつらは上から覆うもの

自毛植毛は、AGAの影響を受けにくい後頭部の毛を毛包ごと採り、薄くなった部位へ植え替える手術です。頭全体の毛の本数が増えるのではなく、後ろの毛を前へ配り直すイメージに近いと思います。この仕組みは、韓国で受けても日本で受けても変わりません。国際毛髪外科学会(ISHRS)も、ドナーとなる後頭部の毛には限りがあることを前提に、採取の方法を説明しています。

かつらは手術をせず、上から覆って見た目を整える方法です。つけた日から見た目が変わり、外せば元の状態に戻ります。

植えた毛は自分の毛として伸び続け、切ることも染めることもできます。一方で、薄毛がこの先も進めば、移した毛の周りで既存の毛が細くなっていくことがあります。かつらはその変化に合わせて作り直せますが、使い続けるかぎり手入れと買い替えが続きます。

覆うか植えるかという迷いは、眉毛にもあります。眉で同じことを考えている方は、眉毛アートと眉毛植毛の違いや、眉毛アートメイクの効果と持続期間で両者の差を確かめてみてください。

ヨンセモベル医院 カウンセリングルーム

「植毛かつらどっち」は後頭部の余裕で決まる?

韓国で植毛を受けるかどうか以前に、決め手になるのは、薄い範囲の広さと後頭部に残っている毛の量の釣り合いです。範囲が小さく後頭部に余裕があれば植毛、範囲が大きく後頭部が足りなければかつらやAGA治療を軸にする。大まかにはこの線引きになります。

植毛を選ぶ場合、私は術式を先に決めず、頭皮の状態と必要な本数、後頭部をどう残すかからFUE・FUT・併用を選びます。

方法後頭部の採り方と痕向いている方
非切開FUE毛包を一つずつ採取。点状の小さな痕短髪にしたい方、少〜中本数の方
切開FUT頭皮を帯状に採って縫合。線状の痕多本数を一度に移植したい方
併用両方を組み合わせる。両方の痕多本数で、ドナーを効率よく使いたい方
かつら採取しない。傷跡なし範囲が広い方、手術を避けたい方

国内で多くの本数が必要と言われた方は、FUTや併用で一度に移す量を確保できるかが分かれ目になります。ただ、後頭部の密度そのものが低ければ、どの術式でも採れる量は増えません。その場合は無理に植毛を勧めず、AGA治療で進行を抑えることや、SMP(頭皮アートメイク)で地肌の透けを和らげることを組み合わせて考えます。

生え際だけが気になる方は、アートメイクかヘアライン植毛かを比べた記事も判断材料になります。手術や外傷の痕で毛が途切れている場合は、傷跡植毛とSMPで生え際を整える方法が別の選択肢です。

韓国で植毛したらダウンタイムはどのくらい?

かつらにはダウンタイムがありません。植毛には、腫れ・赤み・かさぶたの時期と、移した毛がいったん抜ける時期があります。米国の美容外科学会(The Aesthetic Society)は、移植した毛は術後に抜け落ち、再び伸び始めるまでおよそ3ヶ月かかると説明しています。

当院では術後2週間・1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月に経過を確認します。韓国から日本に戻ったあとは、LINEで経過写真を送れば12ヶ月まで相談できます。

韓国での滞在日数は術式と本数で変わるため、一律には決まっていません。手術中の痛みについては、当院はエアノックスという非睡眠の痛み制御を使っています。

術後しばらくは、植えた部位を圧迫しないのが一般的な注意点です。帰りの便や職場に戻る日にかつらや帽子で隠すつもりなら、いつから何を使えるかを手術前に確認しておいてください。

知っておきたいリスクと副作用

植毛のあとによく見られるのは、額やまぶたまで下りてくる腫れ、移植部の赤みとかさぶた、採取部のつっぱりやしびれです。多くは数日から数週間で落ち着きます。頻度は高くありませんが、毛包炎(にきびのような炎症)や、FUEで採りすぎた場合に後頭部が薄く見える状態も報告されています。

FUTでは後頭部に線状の痕が、FUEでは点状の痕が残ります。どちらの術式でも、痕がまったく残らないわけではありません。

次のような場合は、植毛を急がないほうがよいとされています。

  • 20代前半などで、薄毛の進行がまだ速い方。ISHRSも若い男性の植毛には、将来の進行を見込んだ慎重な計画を求めています
  • 頭全体が均一に薄く、後頭部の密度も下がっている方
  • 頭皮に炎症や感染がある方、持病の治療中で手術の可否を主治医に確認していない方

かつらにもリスクはあります。接着剤やテープによるかぶれ、クリップで留める部分の毛が引っ張られて抜けやすくなること、汗をかく季節の蒸れなどです。

韓国を発ったあとに強い腫れや痛み、膿のようなものが出てきたら、写真を撮ってLINEで送ってください。急ぐ症状であれば、日本の皮膚科や形成外科をためらわず受診してください。経過や仕上がりには個人差があり、同じ本数を移しても、髪の太さや色で密度の見え方は変わります。

迷ったとき、どこから決めればいい?

例えば、40代で前頭部から頭頂部まで広く薄くなり、国内で多くの本数が必要と言われ、韓国での手術も考えているとします。私なら、後頭部の密度と太さを確かめたうえで、前頭部と生え際を優先して植毛し、頭頂部は薬物治療やSMPで補う形を考えます。頭全体を一度に植毛で埋めようとすると後頭部を使い切ってしまい、この先の進行に対応できなくなるからです。

院長メモ

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私は、髪はあるべき場所にあってこそ自然に見える、と考えています。必要な部位には生着を優先して十分に移しますが、なくてもよい場所にまで密度を上げることはしません。「植毛かつらどっち」と迷っている段階で、まだ手術が必要ないと判断できれば、薬物治療や管理から始める提案もします。

費用を左右するもの

植毛の費用を決めるのは、主に必要な本数(株数)、FUE・FUT・併用のどれを選ぶか、そして移す範囲です。当院は料金を本数別に公開しているので、本数別の料金表で考え方を確かめられます。韓国での滞在日数や、術後に薬物治療を続けるかどうかも全体の負担に関わります。かつらと比べるなら、作り直しや手入れが何年も続く点まで含めて見ておくと判断しやすくなります。

国内で言われた本数がわかれば添えて、「後頭部の毛で、この範囲をどこまで植毛でまかなえそうか」をひとつだけ聞いてみてください。デポジットや支払い方法はカウンセリングのあとに決まるので、気になればそれもLINEで尋ねられます。韓国の鍾路本店に来られたら、頭皮と毛髪を診たうえで、後頭部の余裕に合わせた術式・本数・デザインを私から説明します。

よくある質問

植毛をしたあとも、かつらを併用することはできますか?

生え際は植毛で整え、頭頂部はかつらや部分ウィッグで補うといった組み合わせは一般に行われています。ただし術後しばらくは移植部を圧迫しないことが大切なので、使い始める時期は手術を受けた医師に確認してください。

かつらを長く使っていると、植毛できなくなりますか?

かつらの使用そのものが植毛を妨げるわけではありません。ただ、クリップやテープで同じ場所の毛が長く引っ張られていると、その部分が薄くなっていることがあります。相談のときは、かつらを外した状態の写真を用意してください。

女性でも植毛とかつらで迷うことはありますか?

あります。女性の薄毛は分け目や頭頂部から全体に広がることが多く、後頭部の密度も下がっている場合があります。その場合は植毛より、AGA治療など薬物治療から始めるほうが合うことがあります。

植毛した毛は、また薄くなりますか?

後頭部から移した毛はAGAの影響を受けにくい性質があります。一方で、移植しなかった既存の毛は進行し続けるため、植毛の前後に薬物治療を併用することがあります。経過には個人差があります。

日本からの予約はどうすればいいですか?

日本からのご予約はLINEで受け付けており、日本語で相談・予約ができます。月曜から金曜は予約が可能で、土曜は来院順、日曜は休診です。

※ 結果および効果には個人差があります。掲載内容は公開時点の当院の情報にもとづきます。

ミンソク 代表院長

この記事の監修者

ミンソク 代表院長

  • 毛髪移植外科 専門医
  • 国立警察病院 研修医 修了
  • 国立警察病院 専攻医 修了(外科学)
  • 前)金剛アサン病院 外科課長
  • 現)大韓毛髪移植学会 理事

本ページの医療情報は、当院の公式サイト・公式Xで公開している内容と学会発表に基づき、代表院長が確認しています。効果・回復には個人差があります。

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手術が必要かどうかも含めて、脱毛タイプと進行状態の確認から始めます。診察を受けても、植毛が前提になるわけではありません。

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